通天閣は、大阪観光で、多くの方が訪れる名所です。通天閣の初代は、1912年に第5回内国勧業博覧会の跡地に建てられました。初代のデザインは、パリのシンボルであるエッフェル塔と凱旋門を組み合わせた高さでした。

その高さは64mもあり、当時は東洋一の高さを誇っていたのです。しかし、太平洋戦争勃発後の1943年1月に、通天閣の塔の脚部分にあった映画館の火事が原因で全焼してしまいます。

翌月には解体され、軍に資材として提供されてしまいました。その後終戦を迎え、大阪の復興とともに通天閣の再建の声も上がるようになり、東京タワーを設計した早稲田大学の教授である内藤多仲の設計によって1956年10月に二代目が完成したのです。

二代目は初代よりも高い103mとなり、展望台からは大阪の有名な観光名所を眺めることができます。

現在、通天閣の5階にある展望台に設置されているビリケンさんは、初代の通天閣とも深い関わりがあります。ビリケンさんが大阪にやってきたのは、今から100年以上も前の明治時代です。

初代通天閣横に1912年開園した遊園地「ルナパーク」にビリケン堂が作られ、そこに飾られていました。その後遊園地「ルナパーク」は閉園し、ビリケンさんを見ることはできなくなっていたのですが、二代目通天閣完成後の1979年にビリケン像が復活し、現在では三代目のビリケン像が設置されています。

大阪のシンボルである通天閣とともに、ビリケンさんも福の神として大阪の人たちに愛されているのです。

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ビリケンさんは、幸運を呼ぶといわれている福の神です。【神癒ビリケン倶楽部】では、陶器でできたビリケンさんの他、ビリケンさんのグッズを多数販売しています。

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